大学体育会スポーツとクルーズ
最近、ネットで見た「ある人」のインタビュー記事にハマった。
その人とは、早稲田大学ラグビー部の中竹竜二元監督。
早稲田ラグビー部の主将ではあったものの、
実業団(現トップリーグ)の経験も、指導者の経験もロクにないままに、
選手としての経験を活かした豊富な戦術と、
カリスマ型リーダーシップで
早稲田の黄金期を築いた清宮克幸氏からバトンを渡され、
勤めていた一般企業を退職して監督に就任するも
「オーラがない」「戦術も分からない」で、
就任後しばらくは部員から舌打ちされることもある程の不平不満の嵐。
そんな中、選手たちに
「俺はスキルとか戦術とかわからないけど、
コミュニケーションに関しては妥協しないから」
と伝え、
まずはプレーが切れるごとに学生(選手)同士が話し合い、
改善点を見つける「チームトーク」の質を高めることに着手。
また、試合ごとにテーマを掲げてトライすることを積み重ね、
ハーフタイムには試合の状況ではなく、
まずはゲームプラン通りに戦えているかを選手に検証させるスタイルで、
2年連続大学日本一など、前任者と遜色のない結果を残した。
…
クルーズは毎回テーマを定めて、
ゲームの勝ち負けよりもテーマを実行できたかどうか
に重きを置いてプレーしています。
ゲームが終わる度にチームでミーティングしながら課題を抽出し、
改善することを目指して次のゲームに臨むことを繰り返します。
そして、積極的にチャレンジ出来るように
前向きな言葉をかけ続けています。
そうすることが、競技の技術だけでなく、
内面の成長に繋がっていくからです。
他の大学野球や大学ラグビーの指導者でも、
成功している人たちは皆、
人間性の教育に力を入れている人たちばかりです。
他の例を挙げると…
~帝京大学ラグビー部 岩出監督~
上級生が雑用を率先して行うことを徹底させる等、
下級生に余裕を持たせつつ個々の力を伸ばすことで
チーム力を高めていくという、
既存の体育会とは逆の姿勢でチームを導いた結果、
今年、前人未到の9年連続大学日本一を成し遂げたのは、
かなり有名なエピソードとして残っています。
~日本体育大学 野球部 古城監督~
低迷するチームの改革に一度は成功するも、
再び行き詰まった時に岩出監督の方針に共感し
「体育会イノベーション」と称して
前述の帝京大ラグビー部の方針を徹底させ
「上級生が下級生の面倒を見て、下級生は先輩を尊敬する」
図式の構築を標榜。
最初は選手の反発を招くも、
導入1年目で3年ぶりの首都大学リーグ優勝、
2年目には37年ぶりに大学日本一に。
高校時代に実績を残した選手は東京六大学や東都大学、同じ首都大学でもプロとの繋がりが強い東海大などに進学することが多く、
この結果は快挙と言えるのではないでしょうか。
~明治大学 野球部 善波監督~
「ここはプロの養成所じゃない。世の中に社会人を供給する場所だ。」
と常々話し、
【次の年に社会人1年目となる4年生】に率先して雑用を引き受けさせ、
「即戦力の社会人を育てる」という理念の元、
1952年から40年近く明大野球部を率いた故・島岡元監督の代名詞「人間力野球」を継承。
島岡元監督時代から続く上級生の雑用など、
人づくりの面はもちろん、目先の結果にとらわれず、
野球を辞めた後の仕事につながる考え方を養わせる指導「現代版・人間力野球」によって
20年前から10年前までのリーグ戦(春と秋の年2回で計20季)の優勝回数2回に対して、
善波監督就任後は、この10年の優勝回数は東京六大学で最も多い8回という結果を残しています。(次に多いのは早稲田の5回)
…
このように「教育の一環」と合理化されていた体罰や、
理不尽な上下関係などのイメージが強かった学生スポーツ界が明らかに変化しています。
クルーズは所属・出身大学や社会人の仕事内容、経験しているスポーツに至るまでバラバラですが、
「スポーツを通しての人財育成」に関しては、体育会に負けないものを行なっていると自負しています。
…と、ここまでは堅苦しい内容になりましたが、
こんな矜持(きょうじ・プライド)を胸に秘めつつ、
どんな人でも楽しくアツく、
前向きにスポーツを楽しめるクルーズは
誰でもウェルカムなチームです!!
興味が湧いたら運動できる服装と靴だけ持って、
気軽に遊びにきてくださいね~(^^)
◇参考・引用文献
勝つ組織、リーダーの役割
https://www.mri.co.jp/NEWS/magazine/club/05/__icsFiles/afieldfile/2008/10/20/20080401_club04.pdf
ほぼ日刊イトイ新聞
http://www.1101.com/rugby_nakatake/2016-02-16.html
4年連続ドラフト1位輩出。明治大学の今風「人間力野球」
https://m.newspicks.com/news/2904483/body
悪しき体育会から脱却、日体大野球部の躍進
https://toyokeizai.net/articles/-/201441